アサヒビール「博多蔵出し生ビール」、地元ユーザー参加型開発、1月26日地域限定販売
アサヒビール㈱(東京都墨田区、03・5608・5126)は、地域密着型営業活動の一環として博多工場限定醸造生ビール「アサヒ博多蔵出し生ビール」の大びん、中びん、缶五〇〇㍉㍑、缶三五〇㍉㍑四品種を26日から福岡、佐賀、長崎、山口の四県で新発売する。
同ビールは、のどごし爽快キリッとしまったうまさが特徴でアルコール分約五%、アサヒビール博多工場で限定醸造した九州だけで飲める生ビール。開発に当たっては味、ネーミング、パッケージ、広告など商品の全てにわたった地元九州のビールユーザーの意見をくみとり、地元ユーザー参加型でつくり上げたもの。
この結果、味は新鮮な魚貝類やフレッシュな素材での料理の味を引き立てるビールが欲しいとの地元ユーザーの意見を受けて「キリッとしまったうまさ」を特徴とした。
同ビールは世界中から厳選された材料に新たな北米産アロマホップ「マウントフッド」を使用するなど原料面でも工夫をこらし、試醸を何度もくり返し味をきめた。
ネーミングは「アサヒ博多蔵出し生ビール」とし、地元博多工場のビールタンクから出したての生ビールを訴求したもの。
CMには地元小倉生まれで俳優、歌手として特に九州で高い好感度を持つ「草刈正雄」を起用、居酒屋を舞台にイキのいい「アサヒ博多蔵出し生ビール」を強力にアピールしていく。
同社では各地域のニーズに対応した地域密着型のきめ細かい営業活動を進めていくために組織面、活動面、そして商品面で取り組みを強化している。
九州地区のビール市場は全国の約一三%を占める重要な市場となっており、九州のビール消費はこの五年間で三〇%増加と全国平均の伸びを上回る成長を挙げている。
同社では業界最大の営業ネットワークを築くとともに積極的な取り組みを進めており、この結果、九州地区内のアサヒビールのシェアは平成5年で約三一%と推定され、全国平均を上回るものとなっている。
これらに加え今回、商品面でも地域密着型ビールを上市し展開することとしたものである。年間販売箱数は五〇万ケースを予定している。
アサヒ博多蔵出し生ビール▽大びん希望小売価格三二〇円▽中びん同二七五円▽缶五〇〇㍉㍑同二八五円▽缶三五〇㍉㍑同二二〇円▽アルコール約五%▽発売日‐1月26日(水)▽発売地区‐福岡、佐賀、長崎、山口