聘珍樓、本格派の味を手作りで「仁豆腐」発売

スープ 1994.02.18 7664号 16面

(株)聘珍樓(横浜市港北区、045・474・9954)は12月下旬から、家庭用手づくりの本格的中華料理店のデザート「杏仁豆腐」を首都圏の高級スーパー、デパート向けに新発売した。

新製品は出来合いの杏仁豆腐ではなく、粉末の杏仁豆腐の素。家庭で手作りする。主原料は海藻を使用した寒天。シロップ付き。聘珍樓の中華料理店で食べる杏仁豆腐と全く遜色ないものが家庭で簡単に作れる。

聘珍樓が出来合いの杏仁豆腐でなく、手作りの粉末タイプを発売した背景は、出来合いの杏仁豆腐は流通段階での衝撃に耐え、形が崩れないよう固目にできているが、本来の杏仁豆腐は乳白色で、柔らかく、簡単に崩れるデリケートなもの。香りもほのかな杏仁豆腐の香りがある。しかし、出来合い商品にはそれらの特徴がないということで、中華料理店の本物の味を提供しなければならないとし、聘珍樓独自の技術で粉末製品を開発したもの。聘珍樓傑作の独自な製品。

新製品の特徴は1誰でも簡単に本格中華料理店の杏仁豆腐が手作りできる粉末タイプ2湯に粉末を混ぜて、牛乳を加え、冷蔵庫で二時間冷やし、シロップに入れて出来上がり。簡単、便利3杏仁豆腐は柔らかく、舌ざわりがなめらか。杏仁豆腐本来のおいしさ、いい香りがする4海藻からできた寒天を主原料にしているので、低カロリーで繊維が多く、ヘルシー5好みに合わせ、フルーツを加えることで、豪華な杏仁豆腐が出来上がる6本格的中華料理店で出される杏仁豆腐と全く遜色ない‐‐など。

聘珍樓では横浜中華街を代表する中華料理店として、お店で食べる中華メニューを家庭でも手軽に食べられるよう商品開発を進めており、今回の杏仁豆腐はその製品化第四弾目。「ちまき」「おかゆ」「薬・スープ」に次ぐもの。高級スーパー、デパート、一部スーパーで販売してきた。今回の「杏仁豆腐」は従来の「ちまき」などに比べ、一般的な商品のため、さらに販売店の取扱いを拡充していきたいとしており、首都圏を中心に拡販していく構え。特約卸店は明治屋。

製品の仕様は内容量五人分×二袋入り、小売四九〇円。

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