森永乳業、簡便な体外診断薬「ゴールドサインLHワンステップ」発売
森永乳業(株)(東京都港区、03・3798・0126)は15日から、医療向け体外診断薬(尿中hLH検出試薬)「ゴールドサインLHワンステップ」を新発売した。
不妊症の治療で排卵日を推定することは重要で、特にヒトの黄体形成ホルモン(hLH)のサージ(ホルモンがピークを示すとき)はその有力な指標になる。
同品の特徴は、金コロイド免疫測定法を用い、診断カセットに尿を落とすだけの非常に簡便な操作で尿中のhLHを検出する試薬。赤紫色のスポットの有無で判定をするので、判定が容易。判定結果が保存できる。
同社は医薬品事業において白血球減少症治療剤「ロイコプロール」、経腸栄養剤「クリニミール」、体外診断薬などを販売している。体外診断薬では、九二年12月に尿中hLH検出試薬「ゴールドサインLH」を発売。これは不妊症の治療で排卵日を推定する際の試薬として多くの医療施設で好評だったが、今回発売の「LHワンステップ」は、操作をさらに簡便化したもの。
荷姿は一キット二四テスト入り(テスト=一回の測定分)、一ケース二〇キット入り(四八〇テスト)、製造者は(株)ニッポンジーン(東京都新宿区、米田祐康社長)。