サッポロビール、パブブルワリー川口の地ビール第3弾「スプリングボック」販売

酒類 1995.05.12 7867号 3面

サッポロビール(株)(東京都渋谷区、03・5423・2111)は昨年9月から埼玉県川口市にある「パブブルワリー川口」で製造した地ビールを隣接するビヤレストラン「サッポロビヤプラザライオン川口店」で販売してきたが、このほど第三弾の地ビール「スプリングボック」の販売を開始した。

この地ビールは同社埼玉工場の一角に建設したパブブルワリー(小規模醸造設備)で醸造を行っているもので、地ビール第一号として発売した「小麦の夢」(濃色タイプと淡色タイプの二品種)に続いて数量限定で販売している。

ボックビールの本場ドイツでは今の季節に春を祝うビールとして親しまれており、今回はビールの季節の到来を祝い限定醸造したものである。

今後は「小麦の夢」を定番商品としてシーズン性のある「スプリングボック」のような商品を年六品種程度発売していく予定である。

また、パブブルワリーを活用して地ビール事業者へのビール製造のノウハウの提供も行っており、これまでに同社が技術契約をしているオホーツクビール、ゆふいんビール、多摩ビールの技術者の研修を完了している。

今回発売するスプリングボックはアルコール度数八%と非常に高く、麦芽一〇〇%の下面発酵ビールである。販売数量は約四〇〇リットル限定で一杯(三二〇ミリリットル)四〇〇円である。

なお、ミニブルワリー部門はサッポロビールが運営し、作業人員はブラウマイスターを含め二名。レストラン部門は(株)サッポロライオンが運営している。

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