虎屋産業、スーパー向けに新形態「お赤飯の素カレンダー」発売
小袋豆の虎屋産業(株)(千葉県松戸市、0473・91・3165)が五年前に開発した「お赤飯の素ささげ豆」は、全国展開となり各地のスーパーなどに広く販売されているが、このほどスーパーの乾物コーナーやコメコーナー向けにカレンダー品を発売した。
一袋五〇g希望小売価格一五〇円。荷姿一〇袋付きカレンダー×一〇枚で一ケース。
赤飯は一年中祝い事に一般家庭で使われており、昨年はもち米不足で売行きが心配されたが、今年はコメ価格も安くなり赤飯需要は伸びている。
同品は、ささげ豆(関西では小豆使用)を特殊製法で処理するため一般の炊飯器で一〇~一五分間で色のよい赤飯ができあがる。きわめて短時間の便利性がメリット。無添加で賞味期限一年というのも取扱い業者にとって魅力である。
なお姉妹品として、同じ製法による小豆、大豆、金時豆、黒豆と近く発売予定の塩えん豆がある。
このカレンダーは大手スーパーのイトーヨーカ堂全店、西友ストアーの店頭にすでに並んでおり、ささげ豆の場合は関東地区中心に今後の進展が期待されている。なお関西向けの赤飯の素小豆もダイエーが取扱っている。バーコード4904655100039。
〈ワンポイント〉お赤飯の素の人気が出たのは一~二年前からで、発売当初からみれば品質が一段と向上した点にあり、レギュラー品は北海道から沖縄までシェアは伸びたが、未だ密度が薄く、これからの商品といえよう。