日本マッケイン・フーズが「超サクサクポテト」発売
日本マッケイン・フーズ(株)(東京都港区、03・5402・6711)は10日、港区芝公園前に構えた新オフィスで新製品発表会を開催した。今回発売するのは、“インビジー・コート”で長時間サクサク感が持続する「超サクサクポテト シューストリング」(三〇〇g)。家庭用市場向けにまず九州地方で発売し、順次販売地域を拡大する。また、業務用商品も積極的に販売していく方針だ。
同社は、世界の冷凍フライド・ポテト市場で三割強と圧倒的なトップシェアを誇るマッケイン・フーズの日本法人。
今回の新製品は、コーンスターチベースのバッター液による”インビジー・コート(インヴィジブル・コート=目に見えない覆い)”でサクサク感が長時間持続するのが特徴だ。「インビジー・コートは通常商品よりコストが高く割高だが、差別化が図れるとして米国で人気を得ている」(社長兼CEO山口義嗣氏)ことから日本市場にも期待をかける。九州地方のスーパーなどで家庭用商品を販売するとともに、業務用にも売り込んでいく。
同社の九八年6月末決算期の販売数量は、一連の営業活動と大幅に絞り込んだ商品戦略で前年比二八%増。ただし、円安によるコスト圧迫、二度におよぶ値上げの影響から利益面では「満足のいく結果にはならなかった」(山口社長)。
今期は新商品効果、業務用の需要増で二五%の伸びを期待している。