三笠フーヅ（株）（本社=東京都豊島区、０３・３９８７・０４７９）は９月１日、人気の「クラコット」で使いきりサイズのポーションタイプ（小パッケージ包装）「クラコット・ポーション（プレーン）」「同（全粒粉）」を全国のａｍ／ｐｍなどＣＶＳで新発売した。

「クラコット」は、二軸エクストゥルーダーを用いて製造するクリスプブレッドで、日本での発売から一二年のロングセラー商品。チーズを乗せたり、バター・ジャム・ディップソースを塗るなどさまざまな食材に合うため、いろいろなメニューに応用でき、あらゆる食シーンにマッチする。また最近ではワイン・チーズブームに牽引され、さらに需要が高まっている。

新製品は、需要増に加えて個食化の進行に対応したポーションタイプで一袋四枚入りの使いきりサイズのため、従来品の二〇枚入り（箱入り）に比べて手軽さを増している。

販売も、従来品は百貨店・量販店・専門店および業務用が中心だったが、新製品の投入で、取り扱いの少なかったＣＶＳを中心に、ドラッグストアなど新たな販売ルートの拡大を図る。

従来品はプレーンや全粒粉のほかに食塩無添加、セミスイート、玄米の五アイテムがあり、このうちボリューム商品のプレーンと全粒粉をポーションタイプで発売することになった。

同社は今後も、さらに個食化や食べやすさを加味したクラコット商品の開発を進めていくという。

内容量、賞味期限は「クラコットポーション（プレーン）」「同（全粒粉）」とも四枚入り使いきりサイズの一食分、一年間。希望小売価格は、それぞれ八〇円、一〇〇円。いずれも六パック×一二。

特徴は、プレーンが塩分・糖分を控えたナチュラルなおいしさのスタンダードタイプ、全粒粉が小麦ふすま一八％入りで食物繊維とミネラルが豊富。