大塚製薬オロナミンCに「ロイヤルポリス」追加

大塚製薬(株)(東京都千代田区、03・3292・0021)は、発売三五周年を迎え累計二三〇億本を販売している「オロナミンC」に、「オロナミンC ロイヤルポリス」=写真=(一二〇ミリリットルびん、一四五円)を3月1日から追加する。「当社のコアブランド『オロナミンC』をより強くするため、第二の商品を出す。全力を投じて認知度を高め、食系栄養飲料市場に新しい境地を開き、新市場を形成する」(大塚一郎取締役消費者製品研究開発担当)方針。「オロナミンC」シリーズとして8月まで一万三〇〇〇GRPのTVCFを大々的に投入、来期(二〇〇〇年4月~二〇〇一年3月)一一%増の八億本、「オロナミンC ロイヤルポリス」で七〇〇〇万本の販売を目指す。

食系の栄養飲料は昨年、規制緩和から医薬品ドリンクが部外品となった影響を受け、総市場を一〇%減の一三五〇億円、一方、部外品は一五%増の一〇五〇億円となった。同社は二〇〇二年、合わせて二五〇〇億円市場と見ており、各社間のパイの食い合いが激化。「食系の栄養飲料として生きていくために、新製品を投入していく」(藤原克巳消費者製品マーケティング部営業部門製品企画部PM)と決断した。

「オロナミンC ロイヤルポリス」は「小さなハチの大きな贈り物」をキャッチコピーに、ビタミンB群に加え、ロイヤルゼリー、プロポリス、はちみつを含有。メーンターゲットを中高年の男女と健康維持や健康に不安を持ち何か対策を打っている層とし、継続飲用できるよう、一本当たり六一キロカロリー、炭酸を少し控えめにした。消費者調査で八五%が購入意向を示した。

パッケージは、オロナミンCのデザインを踏襲しつつ、斬新なゴールドを採用。「オロナミンC」は赤ラベル、ロイヤルポリスは金のラベルとして展開する。

広告展開には、巨人軍の松井秀喜を起用。TV、雑誌、新聞と大々的に行い、さらに新聞を利用して3月6日~10日に、一〇万人一〇〇万本モニターキャンペーンも実施。サンプリング活動も継続的に行う。

「オロナミンC」は、引き続き巨人軍の元木、二岡、清水、岡島、仁志を起用する。

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