「おらが蕎麦」を熱烈アピール 江戸ソバリエ認定公開講座を開催
江戸幕府開府から400年余。江戸庶民の愛した蕎麦(ソバ)を通じて、当時の食文化や時代を知る目的で、ソバ通を認定する検定制度が昨年スタートした。ワインのソムリエにならい、その名も「江戸ソバリエ」。蕎麦の歴史から手打ち体験、食べ歩き実習などを行い、ソバリエに認定される。
8月21日、江戸ソバリエ認定の16年度公開講座が、東京・千代田区公会堂で行われた。
第一部では「おらが蕎麦」と題し、山形・新潟・長野の地元産蕎麦を愛してやまない講師らが、地域性や食文化・各地の蕎麦事情について熱く語った。第二部では江戸蕎麦の歴史をひもときつつ、日本固有の食文化、日本人の持つ自律心の再認識を呼びかけた。
「江戸ソバリエ」は、NPOの神田雑学大学・江戸ソバリエ認定委員会が主催し、東京・千代田区が共催。消費者を対象とした民間の資格で、有資格者は現在約400人。この秋には今回の受講者400人が加わる。17年度の認定講座受付は来年5月開始。
●問い合わせ
江戸ソバリエ認定事業実行委員会 電話03・5281・2180、http://www.asahi-net.or.jp/~ne4k-tgc/kanda/sobarie/sobarie.htm