読者のひろば 「見てくれ」よりも定価を下げる努力を
スーパーのワゴンセールで缶詰をたくさん買いました。少しへこんだだけの缶。中身に何の問題があるわけではない。安いなら買い込もうとばかりに“母頑張る”状態です。
しかしなぜ少しへこんだくらいのことで売れ残るのでしょう? 身体に害のあることに関して追及するのは大切なこと、私もおおいに応援し自らも訴えたいが、みてくれが少し悪い程度のことに敏感に反応するのは考えもの。
…などと考えていたら、缶詰って一昔前は缶そのものに印刷なんてされず、銀色の缶に商品名が印刷された紙がクルクルっと巻かれているだけだと思い出しました。でもこれで十分だとも思います。
缶に印刷することがいくらくらいかかる作業なのか、紙で対応する方が安いのか、など詳しいことは分かりませんが、メーカーも「みてくれ」ばかりに気を使い、お金も投資しているのが事実なら改めてほしい。そしてメーカーのいう「希望小売り価格」が少しでも安くなるなら、そういう努力もしてもらいたいと思います。(安田栄、東京都・42歳)