未病と闘え 6月のテーマ・梅雨どきの健康法
雨が降ると、どうも調子が悪い。古傷が痛んで足を引きずったり、かがみこむほど胸が苦しくなったり…。また、梅雨どき気をつけたいのが食中毒。O157騒動もいつまた盛り上がることか、油断は禁物だ。日頃の健康管理で身体の免疫力を落とさないことが大切。次の五項目チェックで、梅雨時をなるべく気持ちよく過ごしましょう!
(チェック表3つ以上マルは要注意)
脂肪をこれ以上つけない、いまよりも減らしたいと思っていたら、雨だからといって全く動かない訳にはいかないはず。
身長(メートル)×身長(メートル)×22などの計算法で、自分の標準体重をまず把握する。その目標に向かってスポーツクラブや公営体育館などの施設を利用し、雨の日ゆえの運動を楽しみたい。自分のペースでできるウォーキングやスイミングなどの有酸素運動が最もお勧め。
運動の後はビールをがぶ飲みしたりせず、スポーツドリンクなどで水分を補給し、規則正しい生活を心がける。
●自分の身長に対する標準体重がどのくらいか把握していない
●休みの日は、食べて寝る、の繰り返し
●雨の休日は出かけないで済むから好き
●連休中の不規則さが抜けず、疲れている
買いだめ、作りだめの多い梅雨の時期は、普段よりさらに計画的に献立をたてないと、毎食同じメニューという危険も。きんぴらやひじきの煮物など作りおき用のおかずは長持ちさせるため、つい味付けが濃くなり、塩分をとり過ぎることも。高血圧が続くと血管が早く痛み、さまざまな症状を引き起こす誘因になる。
雨だからといって、自分を大事にし過ぎてまるきり動かないのもよくないが、低気圧は血圧の変動にも関係するため、心臓の弱い人は無理は禁物。座ってできる運動などストレス解消法を見つけておくとよい。
●たまの晴れの日には、洗濯や買い物など早朝からフルに動きまくる
●雨のせいでストレスがたまり、食べることで発散してしまった
●疲れるときまって足がむくみ靴がきつくなる
●運動不足の帳尻合わせに、超減食ダイエットを実行中
肝臓の悪い人の食事は、魚や豆の良質のタンパク質と、野菜などのビタミン・ミネラルをたっぷり取り、脂肪を控えることが大原則。健康体の人がタンパク質を取り過ると腎臓に負担がかかることになるが、肝臓病の人の場合は、タンパク質を多く取り、肝臓の働きを助けることのほうが大切だ。また食中毒の気になる季節、少しでも古く傷みかけたものを食べると、肝臓に余計な負担がかかる。また、肝臓の弱っている人は、ウィルスに感染しやすく、食中毒症状もひどく出がちなので、食品の鮮度には要注意。
●雨の日は、買い物も料理も何もする気が起きず、食欲も不振だ
●冷蔵庫の残りもの整理役である
●傘をさすのもつらいほど、疲れてしまう日がある
●明け方まで眠れず、ずっと雨音を聞いていた