「聞いて効いて」長期完熟発酵紅麹エキス

2000.01.10 52号 15面

日本人の長寿の秘密は麹にあり。発酵食品の常食こそ、元気を保つコツといわれる。 味噌・酢・醤油……私たちの毎日の食卓に欠かせない調味料は、コメなどのでんぷん質を醸造発酵させることによって作られている。これに欠かせないのがコウジカビ。麹の中でも麹菌の菌糸が鮮やかな赤色をした「紅麹」が生活習慣病に特効を示すことが判明し注目されている。

紅麹は、中国や台湾では肉や野菜の漬物、炒め物に使われる。中国の紹興酒などの独特の色や甘い香りも紅麹によるもの。カニカマボコなどの着色料としても使われている。

もともと中国では、麹自体が漢方薬として使われてきた。生薬名は「神麹(しんきく)」。「消食化積」(胃の機能を高めて消化を助け、気をめぐらして滞りを除く)や、「調中和胃」(内臓の働きをよくし、胃を健やかにする)などの効能が知られている。中国の薬物書『本草綱目』では、「活血」(血の巡りをよくする)という記載も見られ、現在でも婦人用の保健薬として利用されている。

紅麹パワーで注目されるのがコレステロール低下作用。紅麹に含まれる「モナコリン」という物質に、肝臓でのコレステロール合成を低下させる働きがあることが突き止められている。

また確実に血圧を下げる働きも臨床結果で明らかになっている。麹中のγアミノ核酸という成分が血圧を正常値へと向かわせるが、正常値より下がりすぎることはないという。副作用がなく、しかも効果は持続的で、血圧降下剤を常用していた人が紅麹を食べるようになって薬を止めることができたという例が多く報告されている。

『紅健美』の製造元は麹食品の老舗メーカー、(株)伊勢惣。紅麹は日本では黄麹に比べ繁殖力が弱いため、同社台湾工場で生産される。現地の良質な紅麹菌を長期完熟発酵させて食べやすく吸収しやすいペースト状に仕上げている(業界初)。一日スプーン一杯(約一〇グラム)、毎日続けて食べるのが理想的。発酵食品のため、なるべく高温調理を避けヨーグルトに混ぜて食べるのが最も効果的な食べ方だ。いまの日本人の食事に少ない発酵食を手軽に摂るのに最適な食品だ。

▽三〇〇グラム入り三六〇〇円

総発売元=タカサワ商事(03・3986・1930)

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