健康補助食品の基礎知識(11)マンネンタケ加工食品

2000.08.10 59号 6面

マンネンタケは霊芝(れいし)ともいわれるヒダナシタケ目サルノコシカケ科の担子菌の一種。一九七一年、人工栽培ができるようになったため、「万年茸」とも呼ばれる。これは子実体を乾燥すると色や形を長年原形保存することが可能なため、このような名称が付けられたと考えられる。現在では、ほだ木法による露地栽培かハウス栽培で量産されるようになっている。

中国では、霊芝、芝草と呼ばれ、わが国では福草(サキクサ)、サイワイタケなどといわれて縁起物としても珍重されている。すでに日本書紀に食用に供されていたとあるから、その歴史は古い。

β‐Dグルカンなどの多糖類が多くミネラルも豊富に含まれている。このため最近の学術研究の結果から、その有用性が高く評価されている。

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