波動を高める生活学:イカ

2003.06.10 94号 15面

日本人は世界有数のイカ好きな国民だ。世界中で獲れるイカの約四割は日本人の胃袋におさまっているといわれる。まさに、世界のイカを食べ尽くしていると言っても過言ではない。さて、そんな国民的人気者、イカの波動数値はいかがなものか。波動測定には生の「ヤリイカ」を用いた。

イカの含有成分でまず注目したのは「タウリン」。タウリンには疲労の原因物質である乳酸の増加を抑制する働きがあり、『疲労』の数値の良さからもそれが証明される。さらに、血圧の正常化や貧血予防、肝機能の向上などにも顕著な効果を示す。『高血圧』『血液』『肝臓』の数値を見て納得していただきたい。

次に注目したのがタンパク質。肝臓を患っている方には高タンパク質の料理が勧められる。ダメージを受けた肝臓の修復には良質のタンパク質は不可欠だからだ。そして、生のイカにはタンパク質が一〇〇グラム中一五グラム程度含まれている。これは一回に摂取する量で換算すると全食品中トップクラスだ。肉類にもタンパク質が含まれているが、脂肪が気になるところ。一方、イカには脂肪はほとんど含まれていない。したがって、タンパク源としての利用価値は高い。肝臓の波動数値が特に高いのは、タンパク質の効果もあるのかもしれない。

ところで、イカは噛んでも噛んでも口に残るため、消化が悪いと思われがちだ。しかし、消化率は意外と高く、他の魚介類と比較しても遜色ない。波動数値からみても『胃』や『腸』の数値はむしろ良いので、消化が悪く胃腸に負担をかけるということはあり得ない。

話は変わるが、イカといえば“墨”。食材としてのイカ墨は九〇年代にブームを巻き起こしたが、その薬効は古くから知られており、中国では心臓の動悸・痛みを和らげる効果があるとされ、日本でも防腐効果があるとして塩辛の中に入れる地域もある。そして、現代の研究でイカ墨に、がんに有効な成分「ムコ多糖」が存在することが明らかになった。そこで、生のイカから墨袋を取り出し、『免疫』『がん』の項目を測定したが、思った通りの数値であった。

今夜の晩ごはんのメニューはイカ飯かイカ墨スパゲティか‥…お悩みいただけたら幸いだ。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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