INFORMATION:クリスマスプレゼントにいかが?絵本『HACHI-ハチ-』
●100年前の渋谷、あの物語を英語・日本語で
100年に一度といわれる再開発が続く東京・渋谷駅周辺。駅街区の土地区画整理事業・鉄道改良事業・国道拡幅事業などの基盤整備事業とさまざまな開発事業が連動する、まさに街をつくり変える工事が進んでいます。
時を100年巻き戻してみましょう。ただひとすじの思いで、ひたすら主人を待ち続ける秋田犬が渋谷駅前に座っています。後に「忠犬ハチ公」と呼ばれた「ハチ」の姿です。
日本食糧新聞社が発行する忠犬ハチ公の物語を日本語と英語でつづる絵本『HACHI-ハチ-』が刷を重ねています。
著者は元農林水産省食料産業局長の櫻庭英悦氏。同氏は、秋田県南秋田郡天王町(現・潟上市)出身。渋谷駅で外国人観光客が列をつくり、忠犬ハチ公像と記念写真を撮っている光景を見た際、ハチ公や大館市のことも知らずに並んでいることに気づき、地方創生の新たな取り組みとして英語も含めた絵本の作成を決意しました。
『HACHI-ハチ-』では、ハチの誕生から上野博士との出会い、そして別れまでを、日本の美しい四季の巡りを背景にしながら詩情豊かに描いています。
再度、時を100年進めます。大規模工事の騒音が響く中、ハチは銅像となって座り続けています。コストパフォーマンス、タイムパフォーマンスが重視される時代だからこそ、ただひたすらに待ち続けるハチの物語が、私たちの心を温かくするのでしょう。大切な人へのクリスマスプレゼントにも最適な1冊です。
◆『HACHI-ハチ-』さくらば えいえつ著、A4判32ページ、1,980円(本体1,800円+税)
◆発売元:日本食糧新聞社
◆Web購入先:https://book.nissyoku.co.jp











