活動10年!「開成弥一芋」 イオンリテール南関東カンパニー

2023.11.01 340号 06面

イオン秦野店 伊藤滋店長。「開成弥一芋はこの時期だけ店頭に並ぶ貴重なさといもです。これを買うためだけにわざわざ買いに来られるお客さまも増えました。ねっとり、ほっこりして、芋自体の味もしっかりしています。ぜひ味わってみてください」

イオン秦野店 伊藤滋店長。「開成弥一芋はこの時期だけ店頭に並ぶ貴重なさといもです。これを買うためだけにわざわざ買いに来られるお客さまも増えました。ねっとり、ほっこりして、芋自体の味もしっかりしています。ぜひ味わってみてください」

芋のサイズ別にパック。大粒500g 537円(税込価格) ※「開成弥一芋」の店頭販売は11月末までを予定しています

芋のサイズ別にパック。大粒500g 537円(税込価格) ※「開成弥一芋」の店頭販売は11月末までを予定しています

芋のサイズ別にパック。LMサイズ 400g 378円(税込価格) ※「開成弥一芋」の店頭販売は11月末までを予定しています

芋のサイズ別にパック。LMサイズ 400g 378円(税込価格) ※「開成弥一芋」の店頭販売は11月末までを予定しています

芋のサイズ別にパック。Sサイズ 350g 270円(税込価格) ※「開成弥一芋」の店頭販売は11月末までを予定しています

芋のサイズ別にパック。Sサイズ 350g 270円(税込価格) ※「開成弥一芋」の店頭販売は11月末までを予定しています

開成弥一芋研究会の辻会長。フードアルチザン(食の匠)の旗を掲げられるのは神奈川県では「開成弥一芋」だけ

開成弥一芋研究会の辻会長。フードアルチザン(食の匠)の旗を掲げられるのは神奈川県では「開成弥一芋」だけ

秦野市産の新顔農産物、青パパイヤ。食感が魅力なので、細切りにしてサラダや、さっとゆでて和え物に。オリーブオイルとにんにくで炒め物にしてもおいしい

秦野市産の新顔農産物、青パパイヤ。食感が魅力なので、細切りにしてサラダや、さっとゆでて和え物に。オリーブオイルとにんにくで炒め物にしてもおいしい

丹沢レッド。果皮にほとんど毛がなく、熟すと中が赤いキウイ。糖度が20度以上あることも。少しねっとりした食感で、果汁はたっぷり

丹沢レッド。果皮にほとんど毛がなく、熟すと中が赤いキウイ。糖度が20度以上あることも。少しねっとりした食感で、果汁はたっぷり

 ◆神奈川県唯一の「フードアルチザン(食の匠)」

 10月13日、28周年祭と同時開催の「神奈川再発見フェア」で盛り上がるイオン秦野店(伊藤滋店長)を訪ねました。その中心に展開されているのは、今や不動の人気を誇る「開成弥一芋」です。

 ●味が自慢のさといも

 「開成弥一芋」はイオンの「フードアルチザン(食の匠)」商品として、神奈川県開成町で栽培されている貴重なさといもです。色白の肌、ねっとりとした食感と甘みが大人気。煮崩れしないのも特徴です。イオンとの取り組みも今年で10年目という節目を迎えることから、売り場には開成弥一芋研究会の辻理孝(つじまさたか)会長もお越しになっていました。

 ◆知名度も出荷量も順調にアップ 辻理孝会長に聞く「開成弥一芋」の10年

 –フードアルチザン活動10年、どのような変化がありましたか?

 この10年、順調に知名度を上げ、出荷量は販売前の5倍以上に拡大しました。生産量16t中、10tをイオンで販売しています。このほかに、地元の学校給食や飲食店などにも使っていただいています。販路が安定し、安心して生産に尽力できるおかげで、今、30~40代の若い生産者が増えてきています。これからの生産にも期待してください。

 –おいしい食べ方を教えてください。

 昔ながらの煮物などはもちろんおいしいです。カレーやシチューに使うのも好評です。最近では、地元の餃子屋さんが具材として使ってくれたり、パン屋さんが生地に練り込んでくれたりしています。時間が経ってもふかふかのパンケーキができるんですよ。これからも、家庭で手軽に使っていただける食べ方を提案していきたいですね。

 ●「開成弥一芋」とは

 戦前までは関東一円で栽培されていたが、戦後、衰退。2011年、神奈川県開成町の地元農家の有志が研究会をつくり、町の支援のもと、復活させた幻の芋。2013年、生産拡大や販売促進、地域振興を目的に、開成弥一芋研究会、開成町、かながわ西湘農業協同組合、神奈川県農業技術センターとともに「開成弥一芋ブランド化推進協議会」を設立し、2017年には県内産品のさまざまな基準を満たした農産物として「かながわブランド」にも登録された。今年は神奈川県内の「イオン」「イオンスタイル」27店舗、「マックスバリュ」11店舗で販売。

 ●「フードアルチザン(食の匠)」活動とは

 「地域の食文化や伝統を後世に残してほしい」というお客さまの声をもとに、2001年から取り組んでいる活動。日本の食文化を支える食材や技術といった伝統そのものを継承していこうと、日本各地の地域の方々と保護・保存・発展のお手伝いを進めている。現在、1道1府28県の41品目で活動を展開。

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