特集・食品工場のカビ対策2024:技術FOCUS1=飯島電子工業 「パックリーダー」ほか

2024.05.01 325号 60面

 ●カビの増殖を抑え長期保存の裏付けに
 カビや細菌にとって、その生育が維持される条件には、酸素、水分、栄養分がある。中でも残存酸素によるカビの増殖を防ぎ、鮮度や品質を劣化させないための対策として、ガスバリア性の高い包材や酸素吸収剤、容器内への窒素や二酸化炭素ガスの置換密封(MAP包装)といった技法が採用されている。
 残存酸素が少ないほどカビの増殖や食品の酸化を抑え長期保存が可能になるため、保存期間の評価や検査にガス濃度計が活

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