特集・食品工場のカビ対策2024:解説=食品を汚染するカビとカビ毒

2024.05.01 325号 51面

 カビそのものは大きな食中毒にはつながりにくいものの、変色や異臭、異物などとなって現れ、クレームや回収となるため、食品工場にとって重大課題であることに違いはない。正しい知識を持って適切な対策を講ずることが重要だ。そして、カビにはもう一つ、見逃してはならない側面がある。それは「カビ毒」の産出だ。カビ毒は人に健康被害をもたらす可能性があり、決して油断できない存在といえる。本特集では、食品工場の環境で発生しやすいカビの基本知識を押さえながら、カビ毒産出の仕組みや代表的なカビ毒の特徴

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