特集・食品における芽胞菌対策:解説1=芽胞菌の基礎知識と制御法
過酷な環境に対する耐性が強く、食品業界の広い分野にわたって重大な危害微生物と認識されている芽胞菌。芽胞を作る主な細菌にセレウス菌やウエルシュ菌、ボツリヌス菌などがある。芽胞とは、植物でいう種子に相当し、硬い殻を持ち加熱、乾燥、紫外線、化学薬品などに対して強い耐性を示し、芽胞を形成することで厳しい環境に耐えることができる。洗浄や加熱殺菌などの工程を経て製造された食品にも芽胞が生残する可能性があり、その芽胞が何かのきっかけで発芽・増殖し、食品の変敗や食中毒を発生させる原因となっ