震災復興ルポ:武蔵野・仙台工場 「食を通した復興の手助け」目指し震災後1ヵ月で製造再開

2011.08.01 172号 74面
蜂谷秀一氏

蜂谷秀一氏

 3月11日午後2時46分の東日本大震災発生時、武蔵野 仙台工場(宮城県多賀城市)には146人の従業員がいた。地震直後の防災無線を聞いた蜂谷秀一工場長は「これはただごとではない」と判断し、従業員を帰宅させず、全員で高台にある多賀城市立天真小学校に避難。これが功を奏して津波の難を逃れた。  一方、地震と津波のダブルパンチを受けた工場は3月19日から復旧工事を開始。配管の工夫など工期の短縮に努めた結果、わずか1カ月後の4月19日には製造再開にこぎ着けた。蜂

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら