工場ルポ:久原本家・本社工場 多品種少量生産に対応した各種調味料と明太子等の食品工場
今年4月に本格稼働した久原本家本社工場。屋上には100kWhの発電が可能なソーラーパネルが設置されている。近隣に、椒房庵久山本店と自然食レストラン茅乃舎がある
工場のエネルギーとして液化天然ガス(LNG)を採用し、CO2削減を行っている
来年、創業120年を迎える福岡の久原本家。1893(明治26)年に「くばら醤油」として出発した同社は現在、河邉哲司・4代目社長が舵を取り総合食品企業として多岐にわたる商品を製造している。『くばら やきとり屋さんキャベツのうまたれ』をはじめ、量販店向けにたれやドレッシングを展開する「くばら」、北海道産のタラコにこだわる明太子の「椒房庵」、だしをはじめ化学調味料・保存料無添加の調味料や食品を手掛ける「茅乃舎」--この3つの自社ブランドを柱に事業を展開し、わずか30年余りで年商6