特集・復興へ歩み続ける東北の食品企業:事例3=理研食品・大船渡工場

2015.03.01 215号 26面
大船渡地区から末崎地区に移転・新築した大船渡工場。盛土し、津波対策を行った。電気設備や冷凍機なども屋上に設置している

大船渡地区から末崎地区に移転・新築した大船渡工場。盛土し、津波対策を行った。電気設備や冷凍機なども屋上に設置している

 ◆採れたてのおいしさを実現 冷凍海藻の主力工場として再出発  「ふえるわかめちゃん」などわかめをはじめとする海藻関連商品や調味料、エキスの研究開発・製造を手掛ける理研食品(株)。理研ビタミングループの一員として、三陸わかめを中心とした国内のわかめ加工事業を牽引してきたが、東日本大震災により本社工場(宮城県多賀城市)、仙台新港工場(宮城県仙台市)、大船渡工場(岩手県大船渡市)の全ての生産拠点が被災し、甚大な被害を受けた。塩蔵わかめの製造を行っていた大船

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