水産資源の持続可能な活用(12)魚を食べ続けるために

2026.04.01 348号 11面

 この連載も今回で終わりである。締めくくりとして、「水産資源の持続可能な活用」について改めて考えてみたい。
 そもそも生鮮の水産物は、頭や内臓、骨や皮、殻などがあって、食用にする場合の歩留まりが悪い。調理や生ごみ処理の手間から家庭では敬遠されがちであり、価格が同じであれば肉類に手が伸びるのも道理である。街なかの鮮魚店もめっきり数を減らし、生鮮水産物、とりわけ地場の魚介類が私たちの暮らしから遠くなっている。
 もともと、わが国の周

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