食の進化と包装技術の発展(3)食品包装における衛生管理の重要性

2023.07.01 315号 09面

 1970年代後半、食品企業や(社)日本缶詰協会(現(公社)日本缶詰びん詰レトルト食品協会)の調査団に同行して「HACCP実態調査」をするよう旧厚生省衛生課から指示があり、米国に向かい、FDA(米国食品医薬品局)や缶詰協会、食品事業所などを訪れた。そのころ米国では缶詰による致死事故が続き、原因菌のボツリヌス菌を死滅させる条件などが「低酸性缶詰食品規制」により定められ、カリフォルニア州では州職員が缶詰企業に詰め、殺菌温度と時間を確認して出荷承認をしていた。そのときのHACCPは

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら