開発センター 家庭用グループ 水島徳大氏(左) セールスプランニング部 マーケティンググループ 井村まみ氏(右)
昭和初期、日本は慢性的な食糧不足に加え、凶作によって極めて厳しい食糧難に直面していた。こうした状況に対して、創業者の伊藤英夫氏は“食を通じて日本を豊かにしたい”と考え、昭和産業を立ち上げた。肥料、製粉、製油、製飴、化学薬品、紡績、製麦など幅広い分野で事業を手がけていた同社は、1959年に発売した「昭和天ぷら粉」の大ヒットをきっかけに、天ぷら粉のリーディングカンパニーとして地位を確立した。 高度成長期を経て、家庭料理でも親しまれた天ぷらだが、ライフスタイルの変化や食シーンの簡