新型コロナ:日本菓子BB協会、商品の安定供給・従業員の安全管理対応に苦慮

菓子 ニュース 2020.04.10 12037号 01面

●書面で総会、全議案承認

日本菓子BB協会の田中通泰会長は、書面による総会あいさつの中で、新型コロナウイルスの国内感染拡大で食品メーカーは「商品の安定供給と従業員の安全管理のはざまで対応に苦慮している」との認識を示した。同協会は、新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、参加者の安全に配慮し、通常総会および理事会、講演会、懇親会を中止し、書面による審議、承認に変更していた。

書面による持ち回り理事会・総会で、20年事業計画、収支予算、規約改定、役員交代など全ての議案を承認。田中通泰会長は厳しい状況にある食品メーカーなどについて、「それぞれの立場、状況も異なると察しますが、賢明な対策を取られることをお願いします」と書面で述べた。

なお役員規約を改定し、会長が理事長職を兼務、新たに副会長職を置くことが承認された。森永製菓の太田栄二郎社長が顧問に、山星屋の小西規雄社長が名誉顧問に、三菱食品の古屋俊樹取締役常務執行役員と不二家の河村宣行社長が副会長に選任された。また、協会前総務企画専門部会委員長の森永製菓の笠原浩児氏が事務局長に就任した。

今年の活動については「基本の徹底と変化への対応」をスローガンに、消費行動や行政の動向に関して高いアンテナをはり、会員企業の連携による積極的な意見交換、情報交流を通して速やかな情報共有に努め、「お客さま対応指針」に基づく活動を行うための環境整備を行う。(青柳英明)

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