ながおか農園、ベルばらとコラボで「ベルばらレタス」 日本公庫が融資

農産加工 ニュース 2021.07.16 12262号 12面

 【関西】滋賀県の近江八幡市と守山市でレタスを生産する「ながおか農園」(代表・長岡寛八氏)が、往年の人気少女漫画「ベルサイユのばら」とコラボレーションした新商品「ベルばらレタス」=写真=を6月26日、関西エリアの主要食品スーパーの直売コーナーをはじめ、グリーン近江農協が運営する直売所などで販売を開始した。8月下旬からは全国で展開する。

 今回の商品化に当たり、日本政策金融公庫大津支店農林水産事業が、レタスの増産に必要な設備資金などとして3600万円を融資した。

 近江八幡市出身の長岡氏は高校卒業後に上京し、大手広告代理店などで勤務したが、地元への思いを捨てられず、12年にUターンし就農した。長岡氏は農家出身ではないが、独力でレタスの栽培技術を習得。当初は失敗の連続だったが、今では看板商品である「レタス3兄弟」をはじめ高品質な商品を次々世に送り出し、消費者から高い評価を受けている。

 今回の新商品は、長岡氏が「コロナでふさぎがちな世の中だからこそ、少しでも楽しい気持ちを持ってもらえたら」と考え開発したもの。

 パッケージには、マリー・アントワネットら漫画のキャラクターが描かれている。健康やおしゃれに敏感な女性に商品を手に取ってもらうのが狙い。

 商品化に当たっては、同支店農林水産事業がレタスの増産に必要な設備資金などを融資するとともに、専門家を紹介して新商品の開発を支援した。

 長岡氏は「まったくの素人から母と二人で始めた小さな農園だったが、地域の皆さまからたくさんの支援を得て成長することができた。さらに皆さまの食卓を明るく楽しくすべく温めていた企画を、日本公庫の力添えで実現することができた。これからも求められる農園であり続けられるよう、初心を忘れず家族と力を合わせて取り組んでいく」としている。(藤林敏治)