創味食品、具入りポン酢喚起へ「聖護院かぶらのもみじおろしぽん酢」投入

調味 ニュース 2020.08.26 12104号 02面

 ●京野菜前面に用途拡大

 【関西】創味食品は「聖護院かぶらのもみじおろしぽん酢」=写真=を9月1日に投入する。京の伝統野菜ともみじおろし入りを前面に打ち出し、ほかにない高級具入りポン酢と提案し、すでに配荷は予定よりも好調な滑り出しだ。

 同社の20年12月期はコロナ禍の巣ごもり需要を受け、市販用実績が売上げ前年比20%増で折り返した。昨年、だし酢市場を新たに切り開いた「だしまろ酢(だしのきいたまろやかなお酢)」は1Lサイズ登場の追い風もあり、同90%増と好調を維持。定番の「創味のつゆ」「創味シャンタン」も2桁伸長した。

 ブランド認知を得た今秋は「聖護院かぶらのもみじおろしぽん酢」で高級具入りぽん酢の新市場創出を狙う。同品は関西では定番棚でリピーターに支えられ、社員間でも高評価の味だった「創味のぽん酢」(13年発売)を改良したもので、特徴の伝わりにくかった商品名を一新してあらためて全国展開を目指す。ユズ果汁、丸大豆醤油、鰹節と昆布の一番だし、もみじおろしなどを合わせ、ありそうでなかったオトナ向けの具だくさんポン酢で鍋料理以外にも焼肉やサラダ、唐揚げやギョウザ、ハンバーグなど幅広い料理と相性良い仕立てとなった。容量550g、希望小売価格683円(税別)。

 山田佑樹社長は「“値段は高いがほかにないおいしさ”というもともと得意なグレード商品だ。すでに配荷も旧品の4倍以上で好スタートを切れた」とし、9月16日からは明石家さんまの新TVCMも投入して計画以上の売上げを狙う。(深瀬雅代)

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