ヒットの兆し:ジーエスフード「ブラックティー」 ハーブ香る2品を追加

飲料 ニュース 2021.04.26 12220号 01面

 【関西】ジーエスフードの看板商品「ブラックティー」にハーブ入りフレーバーティーが加わった。5日発売の「ブラックティー ローズヒップ&ハイビスカス」(写真(右))、「同ペパーミント」(同(左))は紅茶の葉にそれぞれの乾燥ハーブを1~2割配合し独自製法で抽出したもの。5倍希釈するとハーブが香る爽やかな紅茶ベースドリンクができる。

 1959年発売の希釈用濃縮紅茶「ブラックティー」は加糖、低甘味、アールグレー、プレミアムの4種類をNB展開し、4倍の水と混ぜればアイスティー、牛乳でロイヤルミルクティーがすぐでき、ナイトルートでも割り材として飲食業界で60年超愛用されたヒット商品だ。季節のフルーツフレーバーも小売店でPB展開して大きな反響を得てきた。タピオカブームを機に消費者が「ブラックティーがあれば簡単にカフェの味が再現できる」と認知し、コロナ禍もアレジレシピをSNSで頻繁に発信。20年度シリーズ売上げは4年前の約2倍増となった。

 多様性あるブラックティーの注目度に後押しされた同社は、「世界のスパイスを扱う当社らしい新商品を開発したい」と女性に人気のローズヒップとハイビスカス、パンチある清涼感のペパーミントをブラックティーに配合してシリーズを拡充した。香りとリラックスがテーマの新商品でさらなるブランド認知を狙う。(深瀬雅代)

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