ふじのくに総合食品開発展2021
ふじのくに総合食品開発展2021:ふじのくに新商品セレクション「沼津のお魚くん(燻)」
●酒のおつまみにも好適
ふじのくに新商品セレクションを受賞した静岡県漁業協同組合連合会の「沼津のお魚くん(燻)」(19年度受賞)=写真。食味のバランスがよく、おつまみのような手軽さが、審査員から高評価を得た。
同商品は、沼津で水揚げされ刺し身で食べられるほど鮮度のよい魚を魚種ごとにブレンドした専用調味液に漬け込み、桜チップの煙でいぶすなど、職人が一つ一つ低温で余分な水分を抜き出した特製の冷薫商品で、薫製することによってうまみがギュッと濃縮され、口にした瞬間に芳醇(ほうじゅん)な香りが口いっぱいに広がる。
消費者の利便性を考慮し、スライスした形状で梱包(こんぽう)しているため、包丁で切る手間が省ける。また、大人の口に合う深い味わいが楽しめるため、酒のつまみ感覚のように使いやすい。魚種は真アジ、真ダイ、ニギス、タチウオ、ミシマオコゼの6種で価格は540円(税込み)。
沼津のお魚くんは沼津市内の戸田、内浦、静浦、沼津我入道の四つの漁協が連携して開発した。(後藤温子)