ふじのくに総合食品開発展2021
ふじのくに総合食品開発展2021:しずおか食セレクション「紅ほっぺ」「きらぴ香」
●静岡生まれ逸品イチゴ
しずおか食セレクションを受賞したJA静岡経済連の「紅ほっぺ」(2012年度受賞)と「きらぴ香」(18年度受賞)。いずれも静岡で誕生した品種で、静岡、関東、中京などを中心に全国に販売されている。
「紅ほっぺ」=写真(左)=の最大の特徴は果実が大きく、香りが良いこと。中まで真っ赤で、ほっぺが落ちるほどおいしいことから名付けられた逸品。章姫(あきひめ)」「幸香(さちのか)」それぞれの長所を凝縮し、改良を重ねて02年に静岡県農林技術研究所で誕生。甘みと酸味のバランスが良く、味は濃厚で、同県生まれの同県を代表するイチゴとして親しまれている。
「きらぴ香」=同(右)=は、キラキラとした宝石のような「輝き」に、スマートな形状で、品の良い「甘み」とフルーティーな「香り」から名づけられ、14年にデビューした。酸味が低いので酸っぱいイチゴが苦手な方にもお薦め。高級感漂う静岡発の新イチゴブランドとして人気が高まっている。(海野裕之)