菊水酒造、高濃度のスピリッツ「アルコール77」発売

酒類 ニュース 2020.04.10 12037号 07面

日本酒や焼酎、リキュール、ラム酒などを製造する菊水酒造(高知県)が、アルコール度数77度の高濃度スピリッツ「アルコール77」=写真=を製造。同社は「関係省庁の指導のもと」、10日から出荷開始を予定する。

春田和城社長は「当社は、18年7月豪雨により甚大な被害を受けたが、各方面から多大な支援を受けた。当社の有する製造設備などを活用して、皆さまの役に立てる製品を提供することで、恩返しにつながればと考えた」とした。

同社によれば、「当商品は消毒用アルコールと同等のアルコール分を含んでいるが、消毒や除菌を目的に製造されたものではない」とし、価格は希望小売価格1200円(消費税別)で、385円の酒税を含む。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大により、消毒用のアルコールなどが不足していることもあり、SNS上では「お前らわかるよな?そういう事だからな?法律の手前表立っては言えないけど、役所に話も通してるからな?いくぞ!!って感じが好き」「酒豪県高知の企業が本気を出している」「酒造メーカーが消毒液代わりのアルコールを出してくれた。薬事法にひっかかる問題であくまでお酒だと言い張るしかなさそう」などの反応が寄せられている。(服部泰平)

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