胃心伝真=投機マネー

コラム 総合 2008.06.11 10001号 01面

 原油価格の高騰が一段と進み、食料価格上昇の有力要因としても再度、指摘されている。WTI先物で1バレル100米ドルが上限視された時はすでに過ぎ去り、あっという間に一時139ドルを超える事態となった。われわれは、まさに未曾有の資源高騰に直面している▼これを「構造的な問題」と表現する見方もあるが、そう言い切れるだろうか。実体経済の規模をはるかに超えて瞬時に移動する巨大な国際資本を抜きに、この問題は語れないからだ。そして、この国際金融市場こそは投機マネーの活動の主な舞台だ▼中東など

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