胃心伝真=コロナ禍消費

総合 コラム 2021.01.20 12173号 01面

 コロナ禍による消費変化を昨年はいやというほど味わった。巣ごもり現象が各商品間で大きな浮沈を生んだ。休校措置などによって、ますます簡便商品が持てはやされ時間短縮食が進んだ▼食は原料、メニューを含めて時間をかければかけるほどおいしくなる。促成栽培は年間商品に昇華できた代わりに露地もの作物に味を譲った▼イチゴが年末に最も売れる旬となったのが好例だ。さりながら時間をかけなくてもおいしいものが生まれた。即席麺や冷凍食品は数分以内で、一定レベルを超えるうまさを生み出した。加えて向上した

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