日本弁理士会の連載講座(下)植物新品種の保護制度

総合 連載 2020.02.19 12016号 03面

 ◇育成者権を用いた知財活用事例:海外取得で周年供給が可能に
 ●海外無断栽培事例(育成者権の海外取得の必要性)
 ブドウ品種『シャインマスカット』の苗木が中国など海外に流出し、無断で栽培された事例が報告されている。ところが、シャインマスカットの育成者権は海外では取得されていないため、海外で育成者権を主張することができない。無断栽培の青果物の日本への逆輸入による被害のほか、海外の潜在的マーケットの喪失など大きな問題がある。日本国

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