オイシックス・ラ・大地、代替肉ハンバーグパティに国産キノコなど使用

肉、魚、卵、乳製品、はちみつを使用しない食事・食事法「プラントベース」での需要を想定している

肉、魚、卵、乳製品、はちみつを使用しない食事・食事法「プラントベース」での需要を想定している

家畜産業による天然資源消費の抑制への寄与などの観点から欧米で注目されている代替肉の日本での販売を、会員制の食品宅配サービスを展開するオイシックス・ラ・大地がハンバーグパティで開始した。動物性原料の代わりにブナシメジ、エリンギ、椎茸などの国産キノコを使用して肉の食感を再現したハンバーグパティ「国産きのこハンバーグパティ」(80g、税抜き価格350円)の取り扱いを、独自の技術や製法を持つ国内外のスタートアップ企業や小規模の生産者・メーカーの食材サイト「Oisixクラフトマーケット」(https://www.oisix.com/sc/craftmarket)で19日から開始したもの。

オイシックス・ラ・大地では、食領域に特化したスタートアップ企業への出資を目的にコーポレートベンチャーキャピタルを推進する戦略統括子会社としてフィーチャー・フード・ファンドを8月31日に設立しており、国内の食品関連の事業会社や、海外のベンチャーキャピタル・インキュベーターやパートナー企業と連携して、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア領域へ積極的に投資する方針。「国産きのこハンバーグパティ」の「Oisixクラフトマーケット」コーナーを通じた販売もその一環。オイシックス・ラ・大地では商品販売のほか、フィーチャー・フード・ファンドによる出資や大企業とのマッチング支援などスタートアップ企業の速やかな事業拡大に向けた周辺環境の整備も行うことで包括的な事業支援を行っていく。

オイシックス・ラ・大地が展開する食品宅配サービス「Oisix」の会員は19年6月末時点で全国に22万5553人。「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材のみを食卓へ」をコンセプトに、インターネットのEC(電子商取引)で有機野菜や特別栽培野菜などの生鮮食品や合成保存料・合成着色料を使わない加工食品を販売している。(川崎博之)

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