味の素社、発酵副原料コスト・CO2削減にめど 世界初の技術、来年にも実用化

調味 ニュース 2021.05.17 12228号 02面
写真は17年4月の味の素社のつばめBHB出資発表時のもの。右から三島良直東工大学長(当時)、西井孝明味の素社長、細野秀雄東工大教授(同)ら

写真は17年4月の味の素社のつばめBHB出資発表時のもの。右から三島良直東工大学長(当時)、西井孝明味の素社長、細野秀雄東工大教授(同)ら

 味の素社は、主力製品アミノ酸の発酵副原料のアンモニアについてアミノ酸発酵生産時の必要量を工場隣接地で生産して、アンモニアに係るコストの2分の1強を占める保管と輸送のコストと同排出CO2の削減にめどを付けた。世界初の技術を用いたオンサイトアンモニア生産を、主力のタイ工場で2022年にも実用化するもの。これを機に、環境負荷低減の取組みをさらに進めるほか、23年度以降の味の素社の新事業として新たな成長モデルに組み入れる意向。
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