タイ、食品輸出大台回復見込み コロナ禍も急伸見通し 果物や鶏肉などけん引役

農産加工 ニュース 2021.05.07 12224号 02面
生産が拡大しているタイのココナツ畑=タイ南部チュムポーン県で小堀が4月10日写す

生産が拡大しているタイのココナツ畑=タイ南部チュムポーン県で小堀が4月10日写す

農業生産国タイで、今年の食品輸出が急伸する見通しとなっている。けん引するのはタイが強みを持つドリアン、タピオカ、ココナツなどの果物や鶏肉など。主力産業のコメも、過去20年間で最低だった昨年を乗り越え、今年は輸出拡大に転じる見込みだ。3月末から始まった新型コロナウイルスの感染第3波にもかかわらず、関係機関は輸出総額の伸びは1桁台後半と試算。昨年割り込んだ1兆バーツ(約3兆4000億円)台の回復は確実な情勢だ。

タイ貿易委員会の試算によると、2021年のタイの輸出見通し額は前年

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