サッポロビール、エネルギー市場に参入 バイオ水素燃料の生産へ

ニュース 総合 2009.03.27 10133号 02面
左から三谷優氏、高島英也氏、川上オズワルド氏、渡徹氏。(24日に東京都千代田区の日本外国特派員協会で)

左から三谷優氏、高島英也氏、川上オズワルド氏、渡徹氏。(24日に東京都千代田区の日本外国特派員協会で)

 サッポロビールがエネルギー市場へ参入する。9月からブラジルの2企業と、商業用バイオ水素燃料の生産に向けた実証試験を開始。ブラジル国内の農作物残滓であるセルロース系バイオマスを有効活用するもので世界初の試み。食糧資源化が困難とされる原料を再利用するため、将来的な食糧問題にも対応する。3年をメドに採算性を検証し、10年以内に産業利用だけでなく自動車用燃料としての使用も視野に入れる。「ビール造りで培った微生物技術を環境やエコロジーに生かす」(高島英也サッポロビール取締役経営戦略本

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