ドギーバッグ普及委員会・小林富雄委員長に聞く 持ち帰り容器普及で新しい外食文化創出

外食 インタビュー 2021.03.01 12194号 04面
サスティナブルフードチェーン協議会代表理事/愛知工業大学経営学部教授

サスティナブルフードチェーン協議会代表理事/愛知工業大学経営学部教授

ドギーバッグ普及委員会が発行しているステッカー。食べ残しの持ち帰り容器に貼付し、消費者の「自己責任」意識を促す。同委員会のホームページから無料ダウンロードできる

ドギーバッグ普及委員会が発行しているステッカー。食べ残しの持ち帰り容器に貼付し、消費者の「自己責任」意識を促す。同委員会のホームページから無料ダウンロードできる

 ◇食品ロス削減の切り札
 「食品ロス削減推進法(以下、食ロス法)」施行(19年10月)を契機に、外食業界では食べ残しの持ち帰りを推奨する動きが活発化している。これまで多くの飲食店では、食べきれなかった料理を消費者が持ち帰ることには否定的な姿勢だった。料理の持ち帰りは法令でこそ禁止されていないが、食中毒のリスクから飲食店では自己規制が働いていた。しかし、外食業界が食品ロス削減に取り組むのなら、その本丸となるのは「食べ残しによる食品ロス」だ。消費者が食べ

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