ネスレ日本、おコメ×コーヒー「ライスラテ」投入 植物由来素材第3弾

飲料 ニュース 2021.07.30 12268号 02面

高岡二郎部長

高岡二郎部長

 ネスレ日本は“植物由来のやさしいラテ”「ネスカフェ」“プラントベースラテ”のラインアップを拡充する。日本限定製品の「ネスカフェ ゴールドブレンド ライスラテ」計3製品=写真=を9月1日から新発売する。同品は日本人にとって親しみのある“おコメ”を使用した「ライスラテ」となる。2サイズの液体飲料(190ml/1000ml)とスティックタイプの2カテゴリーをラインアップし、プラントベースラテの選択肢を広げる。

 同社は、21年春に新ジャンルとなる乳成分不使用かつ植物由来の素材を使用したプラントベースラテの「オーツラテ」「アーモンドラテ」を新発売しており、それに次ぐ、新たな提案となる。

 三つ目の素材として、ライス(コメ)を使用し、植物由来の素材からできたおいしいラテ(乳成分不使用)のため、乳製品が苦手な人でも楽しめるアイテムとなる。また、日本人の味覚に合うように開発しており、コメのやさしい香りと甘みがコーヒーのコクにマッチした新感覚の味わいを楽しめるのが特徴だ。30代女性などのターゲットユーザーへ、デジタル広告やSNSなどを通じて訴求を図る。

 今春に発売した「オーツラテ」「アーモンドラテ」に同社は手応えを感じており、中長期的なスパンで、新ジャンルとなるプラントベースラテの拡大に取り組んでいく。

 28日にオンラインで開催した秋季新製品発表会で、高岡二郎飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&RTDビジネス部部長は「健康意識の高まりや地球環境への配慮への関心が強まり、プラントベース(植物由来)の食品や飲料は急速に注目を集めている。サステナビリティ意識への対応を含め、今後、継続的に伸びていく重要な要素ととらえている。プラントベースラテの味わいは、ユーザーから支持を得ている。今後、プラントベースラテをさらに拡大させるためには、現状は健康や環境意識が高いユーザーに限られている認知が、一般ユーザーに広がることが必要となる。そして、トライアルを強化し、体験してもらうことがさらに必要になると考えている。長いスパンで定着拡大を図っていく」と語った。(本吉卓也)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介