大塚食品、自分好みで楽しめる「ボンカレー クック」発売

新発売の「ボンカレークック」を手にする伊藤征樹製品部レトルト担当PM

新発売の「ボンカレークック」を手にする伊藤征樹製品部レトルト担当PM

大塚食品は「ボンカレー」シリーズから、新たな提案を行う。具材と組み合わせて、自分好みのカレーがすぐできる3袋入りの調理用レトルトカレー「ボンカレークック 甘口」「同中辛」の2品を8月23日から全国で新発売する。もちろん、そのまま温めても楽しめる「アレンジ仕様のレトルトカレー」という新規性を訴求する。ウィズコロナにより、多様化する生活者の価値観や行動変化に対応し、生活者の課題解決やレトルト市場の拡大を目指す。

2日にオンラインで開催した発表会で、森河洋一執行役員製品部長は「コロナ禍により、アレンジニーズや食卓の充実、さらに高まる健康意識など、食卓の変化が起きている。秋季のテーマとして『おうち時間を楽しく、健やかに!』を掲げ、変化する生活者のニーズをとらえ“食卓の進化”に挑戦する」と語った。

新たに投入する「ボンカレークック」は、自分の好みの具材をフライパンで炒め、同品を入れて温めるだけで楽しめる調理用レトルトカレーとなり、手軽なアレンジを楽しめるのが特徴だ。オリジナルブレンドのスパイスと60分間じっくり炒めた国産玉ネギの甘さ、うまみが溶け込んだ濃厚なカレーで、「ボンカレーネオ」がベースとなっていることから、そのまま温めてもおいしく楽しめる。

伊藤征樹製品部レトルト担当PMは「17年にレトルトカレー市場とルウ市場が逆転以来、レトルトカレー市場は家庭内需要拡大や進む個食化に対応し、拡大を継続している。同市場の好調アイテムは三つのキーワードとなり、ロングセラー(安全・安心感)/複数パック(ストック需要)/銘店系(プチはれ需要)となる。在宅時間の拡大は、調理への関心を高め、レトルトカレーのアレンジニーズも高まっている。その現状を踏まえ、同アイテムの投入により、生活者のインサイト(1)手作り演出(2)パーソナライズ(3)簡便性(4)嗜好性の高さに応えていく。『ボンカレー』の有する“家族の真ん中にいつもある”という情緒的価値に加え、ロングセラー+複数パックという強みを二つ掛け合わせ、さらなる成長と生活者の課題解決に貢献していく」と意気込みを語った。

なお、お好み焼専門店の老舗「ぼてぢゅう」において、「ボンカレークック」を使用した新メニュー「ボンカレー焼きそば」などが2日から提供開始されるなど、外食産業にも調理用素材としての提案を強化していく。(本吉卓也)

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