大塚食品と梅田ブルク7、映画館でヘルシー料理「ゼロミートハンバーガー」
●健康意識に新提案
大塚食品の大豆ミートで作った「業務用ゼロミートハンバーグ」をパティに使用した「ゼロミートハンバーガー」(単品500円・税込み)が大阪府梅田の映画館「梅田ブルク7」で、21年12月から期間限定メニューとして登場し、来館者の支持を得ている。映画館でも健康的なメニューを提案し、高まる消費者の健康意識に対応するとともに「ゼロミート」とユーザーのタッチポイント拡大を目指す取組みとなる。
ティ・ジョイ社が運営する映画館「梅田ブルク7」では、フードメニューの企画として、栄養が偏りがちな映画館の食事でも健康的かつ満足感が得られる「ココロとカラダの充実ごはん」を展開しており、同メニューはその第1弾となる。植物由来の素材のおいしさを引き出した「ゼロミート」のパティに加え、全粒粉を混ぜ込んだバンズも使用するなど、素材にこだわったヘルシーなメニューの選択肢を増やしている。
この「ココロとカラダの充実ごはん」は、「梅田ブルク7」単独企画のため、現在、大阪府梅田の同館のみの展開となっており、他の映画館への拡大は未定のもようだ。なお、1月末で「ゼロミートハンバーガー」は好評のまま終了予定だという。
同館のフードメニュー担当者は「健康的な食事を意識する方が増えており、映画館という場所でもそのニーズに応えるメニューが必要と考えた。日を追うごとに販売数は増加している。『ゼロミート』は大豆ミート製品として味と風味のクオリティーが高いため、ぜひ試してほしい」としている。
当社の取材に対応した大塚食品広報によると「同メニュー提案のきっかけになったのは、同館の立地による客層に対応したものと聞いている。梅田というビジネス街に近いことから、仕事帰りに立ち寄る方が多く、中でも20~40代男性を主なターゲットとしたメニュー提案となる。当社は『ゼロミート』の普及拡大を目指しており、今回の取組みは、新規ユーザーとのタッチポイント拡大を目指すものとなる。今後も、他映画館チェーンや劇場などへの販路拡大の提案を行っていきたい」と語った。(本吉卓也)