未来への羅針盤 食が紡ぐ共生社会:首都圏アグリファーム 「狭山茶」を未来へつなぐ
長澤英夫常務取締役(左)と水本達也代表取締役
国内で最もCO2排出量の少ない荒茶工場として地域の環境にも配慮する
「狭山茶」の茶畑が広がる入間市金子地区。
●伊藤園と連携、地域創生目指す
三大銘茶に数えられる「狭山茶」を未来へつなぐ--。金融業界を出自とする首都圏アグリファームは、2015年に施行された「農地中間管理事業」を活用し、埼玉県の特産品となる希少な「狭山茶」の生産を通じ、地方創生に貢献する。全量買い取りや知見を提供する伊藤園との連携により、生産や雇用の安定化を図る。
「味の狭山」と称される「狭山茶」は埼玉県西部などを中心に栽培され、コクのある甘みや伝統の「狭山火入れ