国内製油業、コスト環境が悪化 日清オイリオグループも価格改定

 国内製油業のコスト環境が、厳しさを増している。世界的なコロナ禍の中で需給もひっ迫する中、大豆・菜種・パームなどの原料価格が大きく上昇。主要産国の供給量や期末在庫も不安要素が多く予断を許さぬ状況にある。これを受けて21日、昭和産業は価格改定を発表(本誌既報)。さらに25日には最大手の日清オイリオグループも公表した。コロナ禍の中、据え置きで耐えてきた製油業界だが、価格適正化が安定供給への必須条件となりそうだ。
 日清オイリオグループの価格改定対象は家庭用

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