国内食用油、原料コストさらに厳しく 米国政策変更など背景に

食用油 ニュース 2025.07.23 12969号 02面

 国内食用油の原料コスト環境がさらに厳しくなっている。6月の米国環境保護庁(EPA)によるバイオ燃料の混合比率引き上げ計画発表により、大豆油価格が上昇。原料コストは現在まで高水準で推移するなど新たなコストプッシュ要因となっている。これを受け、J-オイルミルズは15日、9月1日納品分から油脂製品の価格改定を行うことを発表。25年の価格改定は5月に続くもので、国内食用油市場のコストプッシュ要因は今回のように国際情勢を背景に年々多岐化しており、安定供給へ向けた価格適正化が望まれる。

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