春季清酒特集:伝統の酒、世界の舞台へ啓発 機能性や容器開発活発化
官民連携による日本酒セミナー。清酒メーカーの酒蔵を見学する海外外交官ら(この日は34ヵ国から参加、月桂冠大倉記念館にて。15年2月)
さまざまな形状の小容量容器
12年の内閣府起点による「國酒を楽しもう」プロジェクトの指針に沿い日本各地で乾杯条例(清酒の普及に関する条例)が施行されるなど国や地方の後押しと併せ、和食のユネスコ無形文化遺産登録など世界の舞台に上がる清酒業界だが、自らの基盤力による各ベクトル推進も怠ってはいない。近年、活発化する新規需要の喚起創造型商品の開発もその一つ。ゼロ系や発泡系、リキュール系など酒そのものの新ジャンル開発とともにボトル容器開発など、容器への着目性や機能性に目を向けた商品開発も最近の傾向だ。さらに、世