新トップ登場:伊那食品工業・塚越英弘社長 年輪経営継承し新世代へ

可食性フィルムに食用インクで印刷した「令和」の図柄シールを添付したまんじゅう。わずかな水分と加熱で色鮮やかに蒸着できる

可食性フィルムに食用インクで印刷した「令和」の図柄シールを添付したまんじゅう。わずかな水分と加熱で色鮮やかに蒸着できる

 「『年輪経営』をしっかりと継承し、新しい世代で新しい輪を刻んでいく」。寒天のトップメーカー、伊那食品工業の新しいかじ取り役に2月末に就任したのが塚越英弘氏だ。
 たゆまぬ研究開発で種をまき、深く根を張る。競争の密植ではなく、適切なバランスでたくましい幹、枝葉(営業や製造など)を育てる--。自然の木々に学びながら末広がりの永続を目指す「年輪経営」は、父である先々代社長の寛氏(現最高顧問)が提唱し、CSRやSDGsといった経営スタンダードの嚆矢(こうし)

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