寒天特集
寒天特集:輸入原藻、現地価下がるも円安で上昇 資材・エネルギー費も圧迫
寒天のトップメーカー・伊那食品工業は10月1日から、業務用、家庭用の各商品で10%強の値上げを予定している。
「寒天原藻の現地価格は世界的に下がっている傾向だが、円安の為替変動がそのまま値上がりになっている形」と塚越英弘社長。「ほかにも、カラギナンの価格上昇などは尋常ではない。包装資材費、エネルギーコストなども総じて上がっており、価格の適正化は必要」と話す。
市場環境の変化も、価格改定の背景にある。「人口減少に伴って食の需
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◆寒天特集:コスト高直撃、適正利益へ足元固め急ぐ
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.07.15伝統と先進性を併せ持つ食品の寒天。350年以上続く冬場の天然製造、豊富な食物繊維による健康機能、物性開発の進展が開く新市場など、多彩な価値を併せ持つ。 世界的な新型コロナウイルスの感染拡大から2年半、需要に大きなウエートを占める和菓子原料などを中心…続きを読む
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寒天特集:輸入原藻、現地価下がるも円安で上昇 資材・エネルギー費も圧迫
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.07.15寒天のトップメーカー・伊那食品工業は10月1日から、業務用、家庭用の各商品で10%強の値上げを予定している。 「寒天原藻の現地価格は世界的に下がっている傾向だが、円安の為替変動がそのまま値上がりになっている形」と塚越英弘社長。「ほかにも、カラギナン…続きを読む
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寒天特集:森田商店・森田尚宏社長に聞く 円安と原油高の影響を懸念
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.07.15コロナ禍で健康志向がより一層強まる中、ヘルシーな寒天食品への関心も高い。そこで寒天の原料となるテングサの現状を踏まえつつ、今後のテングサ、寒天の動向について森田商店の森田尚宏社長に話を聞いた。(西川昌彦) --2021年のテングサ概況については。 …続きを読む
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寒天特集:岐阜県寒天水産工業組合 「第67回展示品評会」開催 高品質な寒天供…
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.07.15岐阜県寒天水産工業組合は5月20日、第67回岐阜県寒天展示品評会を同県恵那市山岡町の山岡農村環境改善センターで開催した。また、地元の山岡出身で恵那観光大使の春日井健士氏が地元愛あふれる講演を行った。 出品数は天然細寒天のうち、7氏の100品。優秀賞…続きを読む
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寒天特集:原料動向 21年原藻輸入量は1152t 前年比19.6%減 過去1…
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.07.15財務省貿易統計によると、21年の寒天用原藻(紅藻類テングサ科)輸入量は1152tで、20年より19.6%減った。ここ10年で最も少なく、「寒天ブーム」(05~06年)の反動減で1100t台だった08~09年と同じ水準にとどまった形だ。 要因は、コロ…続きを読む
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寒天特集:伊那食品工業 「monterina」オープン 多角的価値を発信
水産乾物・塩蔵他 特集 2022.07.15●「わくわく」を提案 「研究開発型企業」として寒天の可能性を追求するトップメーカーの伊那食品工業。「多角的な価値を発信する元年」(塚越英弘社長)と位置付けた今期は、長野県伊那市の本社エリア「かんてんぱぱガーデン」内に3月、複合型商業施設「monte…続きを読む