寒天特集2023

寒天特集:原料動向 原藻輸入量は回復基調 平均2割高も実勢は円安高騰

 財務省貿易統計によると、22年1~11月の寒天用原藻(紅藻類テングサ科の海藻を原藻用に処理したもの)輸入量は1239tで、前年同期を21.4%上回った。コロナ禍による需要低迷や物流網の混乱を背景に21年輸入量は過去10年で最小だったが、海外の「脱コロナ」や国内の「ウィズコロナ」シフトで港湾物流や海上輸送の正常化、需要回復が進み、22年はゆり戻した格好だ。
 10kg当たりの平均価格は5930円で、21年平均と比べて996円、20.2%上がった。輸入原

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